ダイエットオイルとして有名なMCTオイル!具体的にどんなものなの?
ダイエットに効果的なオイルとして今大注目のMCTオイル、取り入れている方も多いのではないでしょうか。
でも、どうしてダイエットに効果的なのかご存知ですか?理由を知らずにただ飲んでいるだけでは、逆に太ってしまうかもしれません。
そこで、MCTオイルのダイエット効果と、その使用方法をご紹介します。
ダイエットに有効なMCTオイルとは?MCTオイルは、「MediumChainTriglyceride」の略で、中鎖脂肪酸100%のオイルという意味です。
中鎖脂肪酸は簡単に言うと体脂肪になりにくい、つまり太りにくい油です。
一時期ブームとなっていたココナッツオイルにも中鎖脂肪酸が含まれていますが、その含有率は60%とあまり高くありません。
それに対しMCTオイルは100%中鎖脂肪酸のため、ココナッツオイルよりも更に太りにくいオイルであることがわかります。
また、ココナッツオイルは味にクセがあり苦手な人も多いのですが、MCTオイルは無味無臭のため、抵抗感なく取り入れることができるでしょう。
MCTオイル+糖質制限で痩せやすい体になる!ただし何も考えず、普段通りの食事にプラスしてMCTオイルを飲んでいれば、太る可能性が高いです。
MCTオイルを使ったダイエット効果が最大限に発揮されるのは、糖質制限と組み合わせた時です。
MCTオイルはダイエット向きではあるものの、油ですのでそれ自体は1gあたり9kcal程度のカロリーを持っています。
普段食べ過ぎている人が、食事を変えずにMCTオイルを飲み始めたら、単純にカロリーがプラスされますよね。
基本的に脂肪の増減は摂取カロリーに左右されますので、MCTオイルを飲んでオーバーカロリーになれば当然太ります。
しかし糖質制限をしていれば、ダイエット前の食事よりも糖質分のカロリーを減らしていることになりますので、MCTオイルを取り入れる余裕があります。
糖質制限で摂取カロリーを減らし、MCTオイルで痩せやすい体作りをすることで、ダイエット効果を実感することができるでしょう。
オススメのMCTオイルは?MCTオイルと言っても多数の商品が発売されていますが、どのMCTオイルを選べば良いのでしょうか。
おススメのMCTオイルをご紹介します。
MCTオイル100EX(メーカー:ナチュラルレインボー)定価:1,980円容量:460g1gあたり:30円460gという大容量で販売されており、MCTオイルの中でもコスパの高い商品です。
ただしオイルは酸化してしまうとダイエット効果を発揮しづらくなりますので、高温多湿の場所を避けて保存するようにしましょう。
FreshMCTOil(メーカー:旭薬品工業)定価:2,160円容量:460g1gあたり:70円こちらも460gの大容量でコスパが高い商品です。
旭薬品工業は「美味、安心、健康」をテーマにしており、信頼性が高い点もオススメポイントです。
LOHAStyleMCTオイル(メーカー:バブルスター)定価:2,480円容量:450g1gあたり:51円ココナッツとアブラヤシをブレンドして作られた、自然由来のMCTオイルです。
容器には遮光加工が施されており、日光によるオイルの酸化を防ぐことができます。
上の2つに比べるとコスパ面では劣りますが、保存状態にも気を遣いたい人はこちらを選ぶと良いでしょう。
ダイエットには中鎖脂肪酸が効果的!3種類の脂肪酸MCTオイルはダイエットに効果的な中鎖脂肪酸100%のオイルであると説明しましたが、そもそも中鎖脂肪酸とはどんなものでしょうか。
まず、脂肪酸には大きく分けて以下の3種類があります。
短鎖脂肪酸:バター、チーズなどに含まれる中鎖脂肪酸:ココナッツオイル、パームオイルなどに含まれる長鎖脂肪酸:オリーブオイル、ごま油、サラダ油などに含まれるこれらの脂肪酸単体で考えると、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の順で太りにくいと言われています。
MCTオイルは中鎖脂肪酸に該当しますので、短鎖脂肪酸が含まれるバターやチーズの方がダイエット向きなのではないかと思われるかもしれませんが、バターやチーズは100%短鎖脂肪酸というわけではないですし、乳製品でそれ自体が高カロリーですので、あまりたくさん食べることはオススメできません。
それに対し、MCTオイルは中鎖脂肪酸100%ですので、余分なカロリー摂取を避けることができます。
また、長鎖脂肪酸は最も太りやすいと言われている脂肪酸です。
長鎖脂肪酸を摂取すると、ゆっくりと静脈から筋肉へ流れ、その後肝臓に運ばれます。
このゆっくりと運ばれている間に脂肪の分解やエネルギーへの変換も起こるのですが、エネルギーにならず余ったものは、脂肪として蓄えられます。
つまりエネルギー効率が悪いため、ダイエット向きではないと言えるでしょう。
中鎖脂肪酸が代謝を上げるそれでは、中鎖脂肪酸はどうでしょうか。
中鎖脂肪酸を摂取すると、静脈や筋肉を通さず、直接肝臓に運ばれます。
その分栄養の吸収も早く、すぐにエネルギーに変換することができるため、脂肪になりにくいのです。
また、エネルギーに変換される時に脂肪の分解が起こるため、代謝が良く痩せやすい体になるというわけです。
そして、中鎖脂肪酸100%のMCTオイルを摂取することで、具体的には以下のようなメリットがあります。
中鎖脂肪酸をエネルギー源にできる人間は通常、糖質を摂取することで糖をエネルギーに変え、脳や身体の活動に役立てます。
しかし糖質を摂ると血糖値が上昇し、上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。
インスリンは糖を脂肪細胞に取り込むことで血糖値を下げる役割を果たしますので、糖質を摂ればとるほど、インスリンが分泌されればされるほど、太りやすくなってしまうのです。
そのため、ダイエットには糖質制限が推奨されることが多いのですが、ハードな糖質制限をすると、今度はエネルギー不足に陥ります。
人間の体は脂肪よりも糖を優先してエネルギー源にしようと働きますので、糖質制限を始めると、最初の1週間ほどは頭がぼーっとする、運動の際に力が出ない、などの症状に悩まされるのではないでしょうか。
しかし1週間経つ頃から、体は糖質の代わりに脂質をエネルギー源として消費し始め、糖質がなくても脂肪を分解しながらエネルギーを得ることができるようになります。
これをケトン体質と言い、糖質制限によって痩せられるという原理に繋がります。
それでもこのケトン体質になるには最低1週間かかりますので、それまでエネルギーが枯渇した状態で生活するのは辛いですよね。
そこで登場するのが、中鎖脂肪酸100%であるMCTオイルです。
MCTオイルと摂るとケトン体が肝臓で生成されるため、糖質制限後の一定期間を待たなくても、ケトン体質になることができるのです。
このケトン体が生成されればされるほど、体は脂肪を分解しやすくなり、結果的に痩せやすくなると言えるでしょう。
また、MCTオイルがエネルギー源となってくれますので、糖質制限中でも活力の低下を感じにくくなります。
中鎖脂肪酸が空腹を感じにくくさせるダイエットで食事制限をすると、空腹で辛い思いをすることも多いですよね。
この空腹感は、血糖値の低下によるものだと言われています。
先述の通り糖質を摂るとインスリンが分泌されて血糖値を下げようと働きかけますが、このインスリンの作用により、空腹を感じるようになってしまいます。
そこで糖質制限をしてインスリンの分泌を抑えながらMCTオイルを摂ることで、空腹感を減少させることができます。
MCTオイルは吸収が早く、即エネルギー源として補給できるため、空腹を感じにくくなるというしくみです。
また、糖質を摂った時のような血糖値の乱高下もありませんので、太りにくい体になるでしょう。
中鎖脂肪酸が入っている食品は何がある?MCTオイルは中鎖脂肪酸100%ですのでダイエットに優秀なオイルですが、それ以外で中鎖脂肪酸が含まれる食品にはどんなものがあるでしょうか。
1つずつ見ていきましょう。
ココナッツオイルココナッツオイルは、中鎖脂肪酸を多く含む代表的な食品です。
このココナッツオイルでのダイエットを取り入れる女優さんやモデルさんも多く、ブームになりましたよね。
ただし冒頭でも書いた通り、中鎖脂肪酸の含有率は60%程度ですので、MCTオイルには劣ってしまいます。
無味無臭なMCTオイルに比べると好みも分かれますので、ココナッツオイルが好きな方は取り入れると良いでしょう。
パームオイルパームオイルは、ココナッツオイルの次に中鎖脂肪酸が多く含まれる食品です。
ただし日本では石鹸などの加工に使われることが多く、食用として販売されている数が少ないのが現状です。
もしパームオイルを取り入れたい場合は、通販サイトを使って海外から取り寄せる方が良いでしょう。
牛乳牛乳にも中鎖脂肪酸が含まれていますが、含有量はあまり多くありませんので、中鎖脂肪酸の摂取源としては物足りない選択と言えます。
ただし天然の中鎖脂肪酸を含むため、ダイエット効果はゼロではありません。
牛乳が好きな人や、オイルを飲むことに抵抗がある人は取り入れると良いでしょう。
ヤギミルクヤギミルクもそれほど中鎖脂肪酸の含有量が多いわけではありませんが、実は牛乳よりもヤギの母乳の方が、中鎖脂肪酸が多く含まれています。
オイルも牛乳も苦手という人にはオススメの食品です。
オイルはいつ取り込むと効果的?中鎖脂肪酸を含む食品はMCTオイル以外にもありますが、いずれも含有率は高くなく、中鎖脂肪酸100%のMCTオイルには遠く及びません。
中鎖脂肪酸によるダイエット効果をすぐに感じたいなら、MCTオイルが最適な選択であると言えるでしょう。
それでは具体的に、MCTオイルを使ったダイエット方法をご紹介します。
MCTオイルは朝飲むべき!MCTオイルは、朝に飲むのが最も効果的です。
なぜなら、MCTオイルが糖質の代わりにエネルギー源となってくれるから。
朝食は1日の活動に使われるエネルギーを摂取するために必要ですが、ここで糖質を多く摂ると、肉体労働やハードなスポーツをしていない限りは糖を消費しきれず、脂肪になってしまう可能性が高まります。
また、血糖値の乱高下も起こりやすいため、空腹を感じやすくなってしまいますね。
そこで、朝のパンやご飯の量を減らし、MCTオイルを飲む習慣をつけてみてください。
糖質を減らしてもMCTオイルを飲めばフラフラすることなく活動できますし、お昼まで空腹感を感じづらくなるため、間食防止にもなるでしょう。
和食に取り入れるMCTオイル朝食にMCTオイルを取り入れるなら、そのままオイルを飲むのではなく、朝食に混ぜて飲む方が取り入れやすいでしょう。
朝はご飯とお味噌汁という和食派の人なら、お米を炊く際、またはお味噌汁にMCTオイルを入れてみてください。
ご飯に入れる場合:米1合あたり、小さじ2杯のMCTオイルを入れて炊飯するお味噌汁に入れる場合:お味噌汁1杯あたり、小さじ1杯のMCTオイルを入れるここでココナッツオイルを使ってしまうとクセが強く和食には合いませんが、MCTオイルなら無味無臭ですので、ご飯やお味噌汁に入れても味を変えることなくダイエット効果を得ることができます。
コーヒーにMCTオイルを入れる朝はパン派、またはコーヒーのみという人は、コーヒーにMCTオイルを入れるのがオススメです。
普段飲んでいるコーヒーに、MCTオイルを大さじ1~2杯程度入れてかき混ぜてください。
MCTオイルを入れたコーヒーを1杯飲むだけで、脂肪を燃焼しやすく空腹も感じづらい、無敵の状態を作ることができます。
この場合、MCTオイル入りのコーヒーだけでも満腹感を得ることができますので、一緒に食べるパンの量は減らす、またはパンを食べないという選択も十分可能でしょう。
もしコーヒーが苦手な場合は、紅茶でもお茶でも効果は変わりませんので、好きな飲み物に入れてみてください。
また、豆乳ならさらに空腹感を抑えることができるのでオススメです。
ただし、ココアやジュースなどの甘い飲み物は糖質が多く、MCTオイルの効果が半減してしまいますので、できるだけ無糖の飲み物を選ぶようにしてください。
MCTオイルを飲んでダイエットしよう!MCTオイルの魅力は伝わったでしょうか。
MCTオイルを飲めば糖質を摂らなくてもエネルギー源になりますし、脂肪を分解して痩せやすい体作りができてしまいます。
また、空腹感を抑える効果もありますので、ダイエットの辛さも半減されるでしょう。
難しい方法は必要なく、今までよりも糖質の摂取量を抑えて、食事や飲み物にMCTオイルを入れて飲むだけ。
簡単で効果的なMCTオイルを取り入れて、ダイエットに成功しましょう。