飲み物の選び方でダイエットの成果が決まる？飲んで良い物・悪い物
ダイエットと言えば食事の内容ばかりに目が行ってしまいがちですが、食べ物だけでなく飲み物にも気を配ることがダイエットを成功させる秘訣となります。
間違った飲み物をチョイスしていた場合、思ったような効果を得ることはできません。
飲み物を選び方、飲み方次第のダイエット方法など、ダイエットの関係をチェックしてみましょう。
ダイエット中の飲み物の選び方のポイントは「カロリー」ダイエット中の飲み物を選ぶときのポイントは、ずばり「カロリー」です。
1日の摂取エネルギーの収支をマイナスにすることが、ダイエットを成功させる1つの方法と言われています。
エネルギー収支とは基礎代謝や運動代謝などで消費するカロリーと、食べ物や飲み物で摂る摂取カロリーのバランスのことです。
摂取エネルギーよりも基礎代謝などで使われる消費カロリーのほうが上回れば、おのずと体重は減っていくでしょう。
よく、「ダイエット中の食事は野菜から食べる」や、「夜遅くに食事をしない」などダイエットの鉄則がありますが、このような条件をクリアするよりもエネルギー収支をマイナスにしたほうが、よりスムーズにダイエットは進みます。
ダイエット中は食事のエネルギーばかりを気にしてしまいがちですが、何げなく口にする飲み物にも当然カロリーがあります。
野菜不足の解消や健康目的で野菜ジュースを飲む人も多いですが、ダイエット中の飲み物としてはカロリーが高いので、あまりおすすめできません。
野菜ジュースには糖質も含まれているので、摂取エネルギーのオーバーとなってしまう危険性があります。
野菜ジュースだけでなく果物をメインとしたジュースも、糖分を置く含む飲み物です。
商品によっては甘さをより出すために、果糖ぶとう糖液という太りやすい甘味料を使っているものもあるようです。
健康や美容に良いイメージがある野菜ジュースや果物のジュースですが、ダイエット中の飲み物としてはふさわしくありません。
水やお茶、ハーブティーや砂糖を加えていないコーヒーや紅茶といった飲み物は、カロリーゼロですのでダイエット時にも安心して飲むことができます。
ただ、摂取エネルギーばかりを気にして飲みたいものを、我慢し続けるのも危険です。
食べたいもの・飲みたいものを我慢するダイエット法は、ストレスが溜まり暴飲暴食に繋がるためです。
水やお茶だけ毎日飲み続けるとなると、やはりストレスを感じてしまうでしょう。
例えば同じカフェオレでもカロリーハーフを選べば、飲み物による摂取エネルギーは大きく減らせます。
また、何を飲むかだけでなく、何をどのくらい飲むかも考える必要があります。
甘いジュースが飲みたいという場合は、我慢せず少量だけ飲むなど工夫をすると無理なくダイエットが続けられるかもしれません。
ダイエット中におすすめの飲み物ダイエット中におすすめの飲み物としては、まず「お茶」が挙げられます。
お茶にはカテキン・タンニン・クロロゲン酸などのポリフェノール、食物繊維、サポニンといった、ダイエットサポート成分が多く配合されています。
これらの成分は脂肪を吸収しにくくする働きがあると言われており、ダイエット中に口にする飲み物としておすすめです。
また、ダイエット時は摂取カロリーを気にする必要もありますが、お茶のカロリーはコップ1杯で、約5から15キロカロリーととても低カロリーです。
お茶といえば日本人に馴染み深緑茶をイメージする人が多いですが、緑茶以外にもウーロン茶・ジャスミン茶・紅茶・ゴボウ茶・ルイボスティーなど様々な種類のお茶があります。
色々なお茶を選ぶことによって味に変化がでて、飽きずに飲み続けられるでしょう。
お茶以外におすすめなのが「白湯」です。
白湯は水を温めたものなので、当然カロリーはありません。
カロリーを気にする必要が無いというだけでなく、白湯は身体を温めてくれるのもポイントです。
内臓が温まると全身の血行が良くなり、新陳代謝がアップします。
代謝の良い体質になれば脂肪を燃やす効果も高まり結果、痩せやすい体質になるという仕組みです。
他には炭酸水もダイエット中に、おすすめの飲み物として挙げられます。
炭酸水といっても甘いジュースのほうではなく、甘味料は使われていない無糖のものを選びましょう。
無糖の炭酸水であればカロリーはなく、白湯同様に摂取カロリーを気にすることなく飲めます。
炭酸水は炭酸ガスによって満腹感を得やすいため、食欲を抑える効果があると言われています。
無糖のコーヒーもダイエットをサポートしてくれる飲み物の1つです。
コーヒーに含まれるカフェイン・クロロゲン酸という成分によって、脂肪の分解を手助けしてくれます。
ただし、飲み過ぎてしまうのはカフェインの過剰摂取になり危険です。
1日のカフェインの上限摂取量は400mgとなっています。
1杯150mlのコーヒーにカフェインは約90mg含まれているので、1日3〜4杯程度を目安に飲みましょう。
また、砂糖を入れなくてもミルクを足してしまうと、摂取エネルギーが上がってしまいます。
痩せたいときに飲むコーヒーは、砂糖・ミルク無しにするのがベストです。
ダイエット中は避けたい飲み物ダイエット中に避けたい飲み物もいくつかあるので、チェックしておくと良いでしょう。
食物繊維やビタミン類を多く含んでいる野菜ジュースや果物ジュースは、これらの成分の他にも糖分も多く入っています。
糖分のことを考えるとダイエット中に飲むものとしては、あまりおすすめできません。
牛乳もできるだけ避けたい飲み物と言われています。
牛乳はたんぱく質・脂質・糖質の三大栄養素をクリアした、栄養価の高い飲み物です。
栄養価が高いということは、それだけカロリーも高いということに繋がります。
ただ、ダイエットを気にするあまり牛乳を一切飲まないとなると、カルシウム不足に陥ってしまうかもしれません。
バランスの良い栄養を取ることがダイエットを成功させるには重要です。
低脂肪牛乳や無脂肪牛乳にすれば、摂取エネルギーを減らせます。
牛乳と同じく乳製品から作られている「飲むヨーグルト」も、痩せたい人には向かない飲み物です。
ダイエットをすると便秘になる人も多いようですが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境を整え、便秘を解消する効果があるとも言われています。
便秘がちという人は意識して摂りたいヨーグルトですが、飲むヨーグルトとなると話は別です。
飲むヨーグルトは飲みやすくなるよう、多くの糖分を配合しています。
ヘルシーなイメージがあるかもしれませんが、意外と糖質は高めです。
もし、ダイエット中にヨーグルトを摂りたいなら飲むタイプではなく、食べるタイプで無糖のものを選ぶと良いでしょう。
大豆イソフラボンを含み美容や健康に良いとされている豆乳も、ダイエット中は控えた方が良い飲み物です。
大豆から作られているので当然カロリーがあり、無調整・調整だと200mlパック90〜100キロカロリー程度、味がついているタイプになると200mlパック120〜140キロカロリー程度のカロリーがあります。
他のジュース類と比べると摂取エネルギーは高くないものの、毎日飲み続けた場合は摂取カロリーのオーバーとなってしまうでしょう。
そして、ダイエット時に避けたい飲み物として、忘れてはいけないのがアルコールです。
ビールや日本酒といった醸造酒は、多くの糖質が含まれていることで知られていますが、糖質を含まない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒にもカロリーがあります。
ダイエットをしている間は、できるだけ禁酒した方が良いでしょう。
「飲み物ダイエット」とは？効果ある！？巷には様々なダイエット方法が溢れていますが、「飲み物ダイエット」という方法が注目を集めています。
飲み物ダイエットには、どのような効果が期待できるのでしょうか。
固形物を胃や腸に入れないのが、飲み物ダイエットの特徴です。
人によって異なりますがプチ断食として1日から長くて、3日程行うのが一般的です。
日頃、食べ過ぎてしまうという人の場合、消化をするために胃や腸はフル回転しています。
食べ物が溢れている日本では、食事や間食によって胃が空っぽの状態になることは、あまり無いでしょう。
飲み物ダイエットで一旦、固形物を摂らないようにすると常に活動している胃や腸を休ませることができます。
胃腸を空にすることで、体の中にある毒素や老廃物が排出されやすくなり、デトックス効果が期待できるのです。
身体に必要の無い毒素や老廃物の排出をスムーズにすることで、新陳代謝もアップし痩せやすい体質へと変わると考えられます。
またダイエット効果だけでなく、デトックス作用によって美肌になれるという嬉しい効果も期待できるようです。
肌荒れしやすいという人はダイエットを兼ねて、3日間だけ飲み物だけ口にする方法に挑戦してみてはいかがでしょう。
便秘がちでお腹がポッコリしている・・という悩みも、飲み物ダイエットで解決できるかもしれません。
飲み物ダイエットをしている間は固形物を摂らないので、胃や腸は何も消化しなくて済みます。
消化をすることなく排出する働きに集中できるようになり、腸内に残っていた便や老廃物をしっかり体外に排出できるのが飲み物ダイエットの効果です。
便秘が解消されるとポッコリお腹も自然とスッキリします。
また、通常の食事の量も減っていくので、痩せやすい体質になるようです。
食事を一切摂らずに1日から3日過ごすと、今までよりも胃が小さくなると考えられています。
胃が小さくなれば入る量もセーブできるので、自然と食べる量も減らせることが可能です。
分かってはいても食事を腹八分目で止められないという人も、この方法でダイエットをすれば我慢をせずに食事の量を減らせるかもしれません。
さらに、飲み物ダイエットは痩せやすい体質に変わるというだけでなく、免疫力をアップするという効果もあると言われています。
痩せてキレイになって健康になれる、一石二鳥の方法と言えるでしょう。
痩せ効果をより高めるための飲み方とは摂取エネルギーやダイエットに良い飲み物を選ぶだけでなく、痩せ効果を高める飲み方にすれば、よりダイエットの効果を実感できるかもしれません。
飲み物はホットにするのがおすすめです。
冷たい飲み物は内臓や身体を冷やしてしまいます。
内臓・身体が冷えてしまうと血行が悪くなり、最終的には新陳代謝の低下に繋がります。
新陳代謝が悪くなると脂肪を燃やす働きも悪くなり、痩せにくい体質になる恐れがあるので注意が必要です。
暑い夏場は冷たい飲み物を選びがちですが、グッと我慢して常温かホットにするようにしましょう。
ホットで飲む飲み物として、コーヒー・紅茶・ココアを選ぶ際は砂糖やミルクを入れずに飲みます。
砂糖やミルクをプラスしてしまうと当然、摂取エネルギーは高くなりダイエットには不向きな飲み物になってしまいます。
甘味が欲しいときには、砂糖やミルクに変わるものを足すのがおすすめです。
砂糖はオリゴ糖やハチミツに変えると良いでしょう。
豆乳もカロリーはありますが、ミルクと比較すると低カロリーなので代用できます。
ただ、いくらダイエットサポートに効果的な飲み物であっても、飲み過ぎには注意が必要です。
水分の摂り過ぎはむくみを引き起こしてしまいます。
胃などに水分が溜まったままの状態が続くと、身体が冷えてしまうかもしれません。
身体の冷えは新陳代謝の低下に繋がり、痩せにくい体質を作ってしまいます。
水分は食べ物にも含まれているので、1日に1〜1.5リットル程度を目安に補うようにすると良いでしょう。
水分は一気に飲むのではなく、こまめに摂るのも重要です。
胃が一度に吸収できる水分量は、は250ml程度と考えられています。
約200mlの水分を30分間隔で飲むのがベストです。
約200mlはコップ1杯程度の水分量になります。
また、飲み物の種類によっても、より痩せ効果を高めるタイミングがあるようです。
例えば、白湯の場合は朝起きた時や、毎食時に1杯ずつ飲むのがおすすめです。
朝、起きた時に白湯を飲む際は胃腸を少しずつ働かせるため、10分程度の時間をかけゆっくり口にするようにしましょう。
炭酸水で食欲を抑えたい人は食事の前に約500mlの量を飲むと、満腹感が得られ食事の量を減らせます。
コーヒーは食後や運動前に飲むと、より痩せ効果をアップできるようです。
まとめこのように、ダイエットに不向きな飲み物、逆にサポートしてくれる飲み物があります。
飲み物を選ぶことが、ダイエットの手助けに繋がることを知っておけば、我慢せずに無理なく続けることが可能です。
毎日、口にする飲み物1つでダイエットの成否を左右してしまうことがあるという点を踏まえれば、よりスムーズに痩せることができるでしょう。
