おからパウダー&豆腐で作るヘルシースイーツ「ガトーフショコラ」【市橋有里の美レシピ】
桜の季節が過ぎれば、あっという間に薄着の季節が到来。
毎年この時期になると、「ダイエットしなきゃ!」と焦りを感じ始める人も多いのでは?そこで「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、低カロリーで食物繊維をたくさん摂れるヘルシーレシピを直撃! ダイエットはしたいけれど、食べる楽しみも絶対なくしたくないライターFが、徹底レポートします。
グルテンフリーでギルティフリー!ダイエット中もOKの大豆スイーツ――「ガトーフショコラ」ということは、お豆腐でガトーショコラが作れてしまうということですか?有里:その通り! 今回は小麦粉の代わりに「おからパウダー」を使用します。
さらに絹ごし豆腐も加えて、とってもヘルシーなガトーショコラを作りますよ。
写真/アフロ――すごい! グルテンフリーですね。
有里:はい。
それに、バターなどの油分も使わないですし、おからパウダーと豆腐から食物繊維がたっぷり摂れますから、デトックス効果も期待できるギルティフリースイーツでもあります。
――そんなスイーツ、うれしすぎます!有里:ダイエット中だって甘いものが欲しくなるときもありますよね。
それに、毎日摂りたい大豆製品のアレンジレシピとしても、おすすめですよ。
――楽しみです!《材料》(4人分 ※パウンド型1本分)絹ごし豆腐…1パック(200~250g) 板チョコ…60g 牛乳…大さじ1 砂糖…70g はちみつ…大さじ2 卵…1個 おからパウダー…15g ラム酒…大さじ1 片栗粉…10g ココア…20g《作り方》【1】板チョコ、牛乳はレンジで軽く温め、溶かしておく。
【2】オーブンを180℃に予熱しておき、すべての材料をフードプロセッサーに入れて、よく混ぜる。
【3】クッキングシートを敷いたパウンド型に【2】を流し入れて表面を整え、オーブンで40分焼いたら、型から出して冷ます。
大豆を食べると痩せやすくなる理由とは?――大豆というとヘルシーの代名詞のようなイメージですけど、実際のところ、ダイエットに効果的なのですか?有里:まず、大豆はカロリーと糖質が少ないので、食べても太りにくいというメリットがあります。
それでいて、お肉の代用や今回のようなスイーツなど、アレンジがしやすいので、ダイエットにはぴったりの食材だと思います。
写真/アフロ――確かに、大豆ミートとか、おからドーナツとか、いろいろありますよね。
有里:そう。
それに、大豆には大豆レシチン、ビタミンB1、ビタミンB2など、代謝を上げてくれる成分や食物繊維も含まれているので、太りにくい体作りに効果が期待できます――なるほど! ただ単に低糖質、低カロリーなだけじゃないのがうれしいですね。
栄養たっぷり!大豆でしなやかボディと美肌をゲット!写真/アフロ――お肉代わりにもスイーツにもなるなんて、大豆って食べ方が無限にありそう。
有里:そうですね。
私も現役の頃から大豆製品は毎日摂っていましたけど、たまに気分転換を兼ねた変化球でスイーツにして楽しむこともありました。
大豆は、ヘルシーなだけでなく、「畑の肉」と呼ばれるくらいたんぱく質が豊富ですからね。
――アスリートはもちろん、ダイエッターにとっても筋肉のもとになるたんぱく質は大切ですよね!有里:そうですね。
大豆たんぱく質はグルコースの取り込みを促して筋力維持をサポートしてくれるので、筋トレ中に摂取する栄養としても最適です。
――私を含め、脂肪や体重を減らすだけでなく、適度に筋肉のついたしなやかボディを手に入れたいという人は多いですからね。
有里:そうですよね。
それと、大豆の効果といえば、イソフラボンも忘れてはいけません。
――確か、女性ホルモンと似た働きをするとか。
有里:その通り。
大豆イソフラボンは、肌の水分が減少するのを抑える働きをしてくれるので、肌の老化を防ぐ効果が期待できます。
――お豆腐特有のにおいも全然しないし、このちょっとザラっと舌に絡まる食感もやみつきになります。
有里:そうですね。
あと、少しでもミネラルを摂れるように、砂糖のほかにはちみつも使用しています。
これだけうれしい効果がたくさん期待できると思うと、ガトーフショコラがますますおいしく感じられますよね。
――本当、しっかりスイーツを食べている心地なのにヘルシーなんて(涙)。
有里さん、今回も素敵なレシピをありがとうございます!有里:こちらこそ。
ダイエット中でも工夫次第でおいしく栄養を摂ることができますので、今回のレシピもぜひチャレンジしてみてくださいね。
私はミルクチョコを使いましたが、お好みに合わせてダークチョコでもOK! お砂糖の量も、お好みで調整してください。
グルテンフリーでギルティフリーなスイーツは、ストレスフリーなダイエットをしたい方に“アリ”だと思います。
* * *我慢ばかりのダイエットはもう卒業! カロリーや糖質など、欲しくないものはカットしつつ、美容や健康効果のある食材はしっかり取り入れる。
そんな賢いダイエットで、脂肪もストレスも脱ぎ捨てたいですね。
レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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