美容効果を狙うなら赤身の牛肉を!選ぶべき部位も詳しく解説
肉を選ぶとき、高たんぱく低脂肪の鶏肉が1番だと思っているダイエッターも多いだろう。
もちろん、鶏肉は筋肉の原料となる優良な食材だ。
だが、鶏肉だけではない。
牛肉にも食べれば食べるほど若返るというパワーがあった!? その秘密を管理栄養士の菊池真由子さんが教えてくれた。
ーこの記事は3分で読めますー【目次】・牛肉の脂肪が“美肌”を引き出す・部位はロース肉がベスト、適量は?・おすすめの食べ方は?カロリー高めの調味料には注意・教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん牛肉の脂肪が“美肌”へ導く写真/ゲッティイメージズ「若返りが期待できる牛肉の成分が動物性たんぱく質に含まれる豊富なアミノ酸です。
アミノ酸は、ハリのあるみずみずしい肌を作り出すためには不可欠な成分。
さらに、動物性たんぱく質の中でも、特に牛肉の優れた点が、女性に不足しがちな鉄と亜鉛を多く含んでいること。
アミノ酸があっても鉄や亜鉛が不足すれば、美肌に必要な潤い成分は作れませんから。
また、牛肉の脂肪は、肌のツヤを作るとともに、潤いを保持するコレステロールも含んでいます」(菊池さん・以下同)食べると太る、と敬遠されがちな脂肪だが、肌のツヤや保湿をキープするためには大事な栄養素のようだ。
部位はロース肉がベスト、適量は?だが、気をつけないといけないのが量だ。
若々しい肌を保つためには継続して摂取する必要があるが、その適量の目安は週に2回、1回150~200g程度だ。
そして、選ぶときのポイントは部位にある。
「脂肪は必要ですが余分に摂るのはNG。
赤身が多く、ほどよく脂肪のはいったロース肉が最適です。
ロース肉は、若返りに必要なアミノ酸、鉄、亜鉛が豊富に含まれる一方、脂肪やコレステロールはほどほどに摂れます。
ロース肉がない場合は、肩ロースやリブロースを選びましょう。
また、ついつい”上”、”特選”、”和牛”などの肉を選びがちですが、いずれも脂肪やコレステロールが多すぎます。
脂肪とコレステロールがほどよくついて、赤身とのバランスがいいのは輸入牛や交雑種など。
焼き肉用にスライスしたものやしゃぶしゃぶ用、赤身の薄切りで十分です」肌にもお財布にも優しければ、週2回でも続けられそうだ。
おすすめの食べ方は?カロリー高めの調味料には注意写真/ゲッティイメージズ食べ方のおすすめは、余分な脂肪分が落ちるしゃぶしゃぶだ。
「しゃぶしゃぶなら、鍋でもサラダでもOK。
一方、脂身のかたまりがついたステーキの場合は、脂身を食べないのが鉄則。
ただし、焼く前に脂身をカットしてしまうと焼き縮みが激しく旨みも逃げてしまうので、食べるときに残すのがおいしい食べ方です。
1つ注意したいのが合わせる調味料。
焼き肉ならカロリー高めの焼き肉のたれ類はやめて、シンプルな塩こしょうやしょうゆ味に。
また、しゃぶしゃぶ鍋にはぽん酢を、サラダには塩分少なめのフレンチ、イタリアン、シーザーサラダのドレッシングがおすすめです。
ごまを使ったたれやドレッシングは脂質が高いので控えましょう」食べ続ければ大いに期待できる牛肉の若返り効果。
若肌のまま年を重ねられれば、女性にとってはうれしい限りだ。
教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん管理栄養士。
健康運動指導士。
NR・サプリメントアドバイザー。
日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。
大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。
ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。
その活動の集大成として刊行した、『食べても食べても太らない法』(三笠書房)が10万部超え、『図解食べても食べても太らない法』(三笠書房)が16万部超えのベストセラーに。
最新作は、『食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房)は5万部超え。
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