爪をキレイに見せたいなら必食の食材は「チーズ+アーモンド」
ネイルサロンで爪のケアをしても、爪のコンディションが悪ければ美しい爪とは言えない。
管理栄養士の菊池真由子さんによれば、爪のダメージは手軽な食材を毎日食べることで改善できるという。
菊池さんに、健康的な爪を手に入れるための食材について教えてもらった。
自宅にいる時間が長い今こそ、食べ物による爪ケアを知ってしっかり実践しよう!“爪の素”となる成分はたんぱく質写真/ゲッティイメージズ「爪は、表皮の角質層が変化したもので、ケラチンというたんぱく質でできています。
ですから、爪の健康を保つには、肉、魚、卵、牛乳などの十分なたんぱく質をとるのが必須」(菊池さん・以下同)食材の中でも、手軽にとれておすすめなのがチーズだという。
「チーズはいわば牛乳を濃縮したようなもの。
たんぱく質が豊富なのはもちろん、その上、爪の素となる細胞の新陳代謝を高める亜鉛もしっかり含まれています」◆チーズで摂取できるたんぱく質、亜鉛、カルシウム…たんぱく質と亜鉛がセットになったチーズこそ、ダメージを受けた爪を修復し、新たな爪の土台を整えてくれる最適な食材。
チーズに含まれるカルシウムも爪の健康には必要な成分だという。
「爪のトラブルはミネラル不足でも起こりやすいです。
ミネラルの中でも、特に不足しやすいのがカルシウム。
体に溜め込まれるカルシウムの量は20歳でMAXになりますが、それを過ぎると徐々に減ってしまいます。
減らさないためには、食材からとって増やすしかありません。
チーズはカルシウム源としても優秀な食材ですから積極的に食べましょう」チーズ+アーモンドが最強の理由写真/ゲッティイメージズさらに、チーズと一緒に食べれば効果の上がる食材がアーモンドだ。
「アーモンドに含まれるビタミンEは老化に対抗する力が強いため、爪の老化にもブレーキをかけてくれます。
爪の下の毛細血管に血液を送って、若々しい桜色の爪にしてくれるんです。
さらに、腸の調子を整える食物繊維も豊富。
ビタミン類には腸内で合成されるものも多い。
十分なビタミン類がバランスよく揃えば新陳代謝が活発になり、新しい爪が生えやすくなります」ダメージを受けた爪を切り、新しい爪が健康に育てば美しい爪になる。
1日あたりどれくらい食べればいいの?「理想的なのは、チーズ約20g(目安は6ピースのチーズ1個)と、アーモンド10~15粒程度。
チーズにはプロセスチーズとナチュラルチーズがありますが、できればナチュラルチーズを選びましょう。
ナチュラルチーズには乳酸菌が含まれているので、腸内環境の改善にも有効です。
また、アーモンドを選ぶならノンフライ&無塩タイプがベター」チーズとアーモンドをセットで食べることは有効だが、アーモンド入りチーズはアーモンドの量が少なすぎるのでNG。
◆爪を見れば健康状態がわかる「爪がすべて生え替わるには3か月~半年かかりますから気長に続けましょう。
ちなみに、過度なダイエットや栄養バランスが崩れると、爪の先が薄くなってしまいます。
また、爪の色が悪いのは貧血気味の証拠。
貧血が悪化している場合、爪が反ってしまうこともあるので要注意です。
また、爪に白い斑点のある人は亜鉛不足、横の溝はストレス性、縦の溝は加齢または栄養不足によるものです。
当てはまる人は併せて食生活の改善やストレス解消を」健康のバロメーターとも言われる爪。
チーズとアーモンドを食べて健康な爪をキープしながら、心身の健康もチェックしよう!教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん管理栄養士。
健康運動指導士。
NR・サプリメントアドバイザー。
日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。
大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。
ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。
『食べても食べても太らない法』(三笠書房・以下同)が10万部超えのヒット。
『図解食べても食べても太らない法』、『食べれば食べるほど若くなる法』、『図解食べれば食べるほど若くなる法』もベストセラー。
取材・文/佐々木めぐみ●チーズの選び方|低糖質ならカッテージ、カルシウム豊富ならパルメザンを●太らないおつまみ|コンビニやスーパーでも買えるアーモンドがオススメの理由●おウチにいる今こそ爪を華やかに!キレイが長持ちする塗り方&アイテム【山本浩未さんのメイクのメ】●チーズ専門家が伝授!ラクレットで「低糖質ダイエット」を叶える方法●ビタミンEたっぷりのアーモンドミルクを活用!松島花さんの【美痩せ習慣】→カリスマ管理栄養士・菊池真由子さんの美容&ダイエット食の記事をもっと読む