夏バテ解消に最強の組み合わせ!ヘルシーおつまみにもおすすめ「万願寺とうがらしの豚肉巻き」【市橋有里の美レシピ】
8月も終わりとはいえ、依然として全国各地で続く厳しい暑さ。
9月以降も真夏のような天候が続くという予想もあり、暑さとの闘いはまだまだ先が長そう…。
そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、夏バテ気味の体に活力をチャージしてくれる、栄養たっぷりの夏バテ解消レシピを直撃!8月中、「暑い!」という言葉を何百回口にしたかわからないライターFが徹底レポートします!* * *すだちの香りが食欲そそる、夏仕様のさっぱり肉巻き――もうすぐ9月になるというのに、一向に涼しくなる気配がないですね。
有里:少しずつ日は短くなってきましたが、厳しい暑さは変わらないですね。
夏バテや暑さ疲れを感じている人も多いと思いますので、今回は疲れを癒し、活力をチャージしてくれる、夏バテ解消メニューをご紹介したいと思います。
――うれしい! 最近暑さのせいか疲れやすいので、スタミナをつけたいなと思いつつも、あまり食欲もなくて…。
有里:大丈夫! 今が旬のみずみずしい京野菜の万願寺(まんがんじ)とうがらしに爽やかな酸味のすだちを組み合わせた肉巻きは、夏でもさっぱりとお肉を食べられる、おすすめの一品です。
――おいしそう! 楽しみです!《材料》1人分万願寺とうがらし…3本 豚薄切り肉…3枚 塩…少々 すだち…1個 油…大さじ1《作り方》【1】万願寺とうがらしは、さっと洗って破裂防止のため爪楊枝で数か所ほど穴を開けておく。
【2】【1】のとうがらしを豚肉でぐるぐると巻き、塩を少々ふる。
(巻き終わりを先ほど使った爪楊枝で止めてもOK)【3】フライパンに油をしき、【2】を入れて焼き色がついたらひっくり返し、全体に火が通るまで焼く。
【4】器に盛り付けたら、すだちをキュッと絞って完成。
手軽で栄養バランス◎献立に悩んだら旬の野菜を肉巻きに――野菜の肉巻きって、おいしいし、手軽なのに食卓のメインにもお弁当の一品にもなっていいですよね。
有里:そうそう。
手軽にお肉と野菜をとれるのもいいですよね。
現役の頃、疲労回復には豚肉がよいと知ってから、夏場は特に毎日のように食べていて。
豚肉で何を作ろうかと悩んだときは、肉巻きが鉄板でした。
――悩んだら、とりあえず巻く! それ、いいですね。
有里:夏場は食欲が落ちて、あまりお肉を食べようという気にならない人も多いかもしれませんが、疲労回復や倦怠感の軽減に有効なビタミンB1を豊富に含む豚肉は、夏バテ解消に効果的な食材のひとつ。
暑くてもおいしく食べられる工夫をして、しっかり食べたいですね。
写真/アフロ――すだちを絞るだけでもずいぶんさっぱりした味わいになって、暑くても食べやすくなりますね。
有里:はい。
すだちは、爽やかな香りが食欲を誘うだけでなく、クエン酸がたっぷりで疲労回復効果もあるので、おすすめです。
――豚肉とすだち、ダブルの疲労回復効果で元気になれそうですね!有里:夏バテ解消の最強タッグですから、きっと元気になりますよ!免疫力アップや美肌にも!旬の味覚の万願寺とうがらしを楽しもう――とうがらしといっても、万願寺とうがらしは辛くないですよね?有里:はい。
とうがらしという名前ですが、辛味や苦味が少なく、むしろほんのり甘みがあってみずみずしいのが特徴です。
とてもおいしいので、この時期に見かけたら即買いしてしまいます。
――肉巻きというと、アスパラやいんげんで作ることが多くて、万願寺とうがらしは初めてでしたが、豚肉の旨みやすだちの風味とよく合って、とてもおいしいですね!有里:そうでしょう? 万願寺とうがらしは今が旬で一番おいしい時期。
天ぷらにしたり、味噌を絡めたりしてもおいしいですが、豚肉とも相性抜群です。
――いろいろな食べ方を楽しめそうですね。
有里:はい。
万願寺とうがらしには、皮膚や粘膜を守るはたらきのあるβ-カロテンが豊富に含まれているのですが、油と一緒にとることで、その吸収率が上がると言われています。
――栄養の面でも、肉巻きはおすすめの食べ方ということですね。
有里:そうですね。
β-カロテンの他にも、美肌や免疫力アップに効果的なビタミンCも豊富に含まれていて、栄養たっぷり。
万願寺とうがらしは一般的に9月下旬頃まで店頭に並んでいるので、ぜひ豚肉巻きにして楽しんでみてほしいと思います。
――私も今度見つけたら買ってみます! お酒にも合いそうなので、ヘルシーなおつまみとして夏の定番になるかも。
有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます!有里:こちらこそ! 簡単に作れるので、素麺などを食べるときにさっと作れば栄養バランスもグッとよくなり、おすすめです。
まだまだ暑い日が続きそうですが、おいしいものを食べて体に必要な栄養をしっかり摂りながら、元気に過ごしたいですね。
おつまみとしてなら、お好みで七味や山椒、レモンや柚子こしょうなどを添えて、より大人な味わいを楽しむのも“アリ”だと思います!* * *栄養たっぷり、今が旬の万願寺とうがらしと、疲労回復に効果的なビタミンB1を豊富に含んだ豚肉、そしてクエン酸たっぷりのすだちは、夏バテ解消に最強で最高の組み合わせ。
手軽にバランスよく栄養を摂れるので、食欲がないときにもおすすめです。
9月にはいっても厳しい暑さはしばらく続きそう。
旬のものをおいしく食べて、活力をチャージしましょう!レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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