デブ姿勢だとダイエットしても痩せない!座り方を変えるだけで改善できる
食事には気を使っているつもりだが、なぜかお腹周りや二の腕のプヨプヨが取れない…。
そんな人は、姿勢に問題があるのかもしれない。
『やせ筋トレ 姿勢リセット』(KADOKAWA)には、姿勢を整えて、ダイエット成功へと導く筋トレなどの独自メソッドが解説されている。
写真/ゲッティイメージズ著者のとがわ愛さんは、「姿勢には、痩せても太っているように見えてしまう“デブ姿勢”がある」と断言する。
「デブ姿勢」とは何か。
とがわさんに解説してもらおう。
【目次】デブ姿勢になる生活習慣「デブ姿勢の大きな特徴は2つ。
反り腰で、かつ猫背の姿勢です。
反り腰と猫背は連動しています。
腹筋を使わずお腹が前に出て腰が過度に反れてしまうと、バランスを取るために背中が猫背になるのです。
一見猫背ではないけれど、首が前に出ていたり、肩が内にはいっている人も、猫背の仲間です」(とがわさん・以下同)反り腰&猫背の原因になるのはこんな生活習慣だという。
写真/GettyImages◆座りっぱなし、スマホを見っぱなし…がやせ筋を怠け者に「体を引き締めるのに必要な筋肉を“やせ筋”と私は呼んでいますが、座りっぱなし、寝転びっぱなし、スマホを見っぱなし、パソコンを見っぱなしの生活では、お尻や太もものやせ筋が使われません。
そうなるとどうなるか。
例えば、内もも(裏もも)のやせ筋、ハムストリングスが怠けてしまう反動で、外もも(前もも)のやせ筋、大腿直筋が頑張りすぎてパンパンに張りやすくなります。
それによって、前ももの筋肉に骨盤が引っ張られて背骨が強張り、反り腰になり、そして猫背に…。
また、こうした姿勢は腹筋を使わないため、内臓を支えきれずに下がってきて、下腹部がぽっこりしてしまうのです」さらに、こうした運動不足の生活が慢性化すると、背中の筋肉がカチカチに硬くなって、肋骨や骨盤もスムーズに動かなくなる悪循環に陥るという。
背骨、骨盤、肋骨はすべてつながっているため、どこか1か所が崩れると、すべてに影響が及んでしまうのだ。
デブ姿勢を続けることの悪影響デブ姿勢を続けると出てくるのはこんな変化だという。
◆ずんどうやぽっこりお腹など下半身太りの原因に「やせ筋が使われてないと、骨は広がりずんどうになります。
そして下腹部に肉がつきやすくなり、お尻は垂れて丸みがなくなります。
お尻を突き出している反り腰のタイプは、お尻がだらっとしたピーマン型になり、前もももパンパンになりがち。
さらに健康面でも、慢性的な肩こりや首こり、腰痛、仕事や家事をするだけでも疲れやすい体質になるなど、日常生活に支障をきたすようになります」わかりやすい見た目でいえば、痩せているのにお腹がポッコリしている人、お尻やバストが垂れ下がり、全身がたるんできた人、上半身に比べて下半身が太い人が該当するという。
デブになる座り方に注意すっかり定着してしまったデブ姿勢を直すにはどうしたらいいのか。
とがわさんが著書で推奨するエクササイズで直していくことが近道ではあるが、まずは普段から腹筋を使って「反り腰&猫背」を意識して直すことも重要だ。
特に、座り方は注意してほしいという。
◆イスに浅く腰かけるのはNG「背中の上部だけをイスやソファの背もたれに当てて、浅く腰かけるのはNG。
この座り方は腹筋が使われず、腰痛やぽっこりお腹の原因になります。
できれば腹筋を使って背もたれを使わない座り方が理想です。
また、腰痛対策には、背もたれと背中の間にクッションを挟むと腰が支えられて負担が軽減されます」あなたの姿勢はどうだろうか? まずは普段の自分の姿勢を見直してみよう。
『やせ筋トレ 姿勢リセット』(KADOKAWA)著者・イラストとがわ愛/監修順天堂大学保健医療学部特任教授 坂井建雄教えてくれたのは:とがわ愛さんフィットネスライター。
自身も筋トレによって5か月で10kgの減量に成功。
機能解剖学・運動生理学が大好きで、女性のためのダイエット・筋トレ・姿勢改善に関する独自のメソッドをイラスト付きで紹介したtwitterやinstagramが人気。
『やせ筋トレ』はシリーズ50万部突破。
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