「まだ着られる」と「まだ着る」は違う。無駄な服を増やさない4つの買い物ルール

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片付けた方がいいとは分かっていても、いつもうまくいかない。

そんな「片付け難民」の共通点の一つは、「捨てられない」性分です。

『片付けは減らすが9割』(ぱる出版)の著書があり、“ゆるミニマリスト”として人気のブロガー・阪口ゆうこさんは、「捨てたり減らしたりすることこそ、キレイな部屋への最短距離」だと断言します。

阪口さんの自宅は物が少なくスッキリ(Ph/YoshiokaKeiji)「片付けのファーストステップは、不要なモノを捨てたり減らしたりして整理することです。

モノが少なくなると、定位置に戻す作業も迷わずに済み、楽になります。

また、いちいちモノをどかして掃除する手間も大幅に省け、整頓や掃除のハードルが格段と下がるのです」(阪口さん・以下同)その服に執着すると手放せず増えていくとはいえ、手放すのはどうしても難しい。

その最たるジャンルは、衣類ではないでしょうか。

阪口さんは、衣類を手放せない理由は「まだ着られる」服だからと、その服に執着してしまう状態にあるのだと分析します。

ウォーキングクローゼットも整理されている(Ph/YoshiokaKeiji)「『まだ着られる』と『まだ着る』は似ているようで雲泥の差。

前者は、『その気が起きたら』、『その機会がやってきたら』というのをひたすら待っている状態です。

でも、ここ数年間で、『その機会』は到来しましたか? もしそうでないなら、思い切って処分を! そして、今後は二度と同じ過ちを繰り返さないよう、買い物をするときから、無駄な服を買わないように注意すべきです」「まだ着る」実際に使う服だけを残しておくことが整理のポイントのようです。

“タンスの肥やし”を作らない買い物術では、買い物をするときはどんな点に留意したらよいのか。

阪口さんは、次の4つの条件をクリアした服だけ買うようにしているそうです。

【1】手持ちの洋服3点以上に合う洋服アパレルショップでとても素敵な服に出会ったとき、阪口さんは、レジに行く前にクローゼットの中身を思い浮かべ、今手に取っている服と合いそうなアイテムがないか考えます。

「私の場合、合わせるアイテムが少なければ、同じ組み合わせばかりで物足りなく感じます。

その結果、出番が少なくなるか、その服に合わせるアイテムを買い足してしまいがち。

そこで、どんなに素敵な服でも、手持ちのアイテムに3点以上合うものでなければ、買わないようにしています」【2】着る予定を明確に立てられる洋服「今のところ着る予定はないけれど、持っていれば多分いつかは着る服」は、「いつまでも着ることのない洋服」と同義語で、買うのはギャンブルだと、坂口さんは断言します。

Ph/YoshiokaKeiji「過去を振り返ると、『いつか』がやってきたことは少なかった。

結局、『今日から部屋着になる』『明日から仕事に着ていく』『来週、友達とのランチに着る』といった、着る予定が明確な服のみ着ていました。

今では、そういう服だけ買うようにしています」【3】頑張って管理していない洋服クリーニング、あるいは自宅で特別な洗濯や洗濯後のアイロンがけが必須な洋服は、買わないようにしているという阪口さん。

「私の場合、手洗い、陰干し、アイロン、専用の洗剤など、工程や注意が必要になる服は、元気なときでないと着られません。

着る前に、『今日これを着たら、またこの工程をしないといけない』と考えると、面倒になりその服を着る気が失せてしまうのです」そうした服はタンスの肥やしになり、視界に入るたびに残念な気持ちにさせます。

そこである日思い切って手放したら、驚くほどストレスがなくなったそうです。

今では、アイロンが不要で、ハンガーがけできる服だけ買うようにしていて、クローゼットもスッキリ。

【4】定価でも買うかどうか「これが割引価格でなくても、買うだろうか?」阪口さんは、セールで服を買おうか迷ったときにこう自問するようにしているそうです。

「『安いから買っておこう』は、心底欲していない証拠であり、クローゼットに眠ったままになる可能性があります。

『お金を貯めてでも欲しい!』と思える服だけ買うようにすると、無駄な買い物は激減します」とはいえ、「どうしても欲しくて買ったけれど、もったいなくてなかなか着られない」と袖を通さない可能性も出てくるかもしれません。

そんなときのために、次の言葉を頭の片隅に残しておきましょう。

「思うに、『欲しい服』は『理想の自分』を表しています。

勇気を出して着てみると、最初は似合わないように感じても、やがては違和感がなくなり、理想の自分に近づくようになるのです。

何より『着ないまま数年が立ち、体型が合わなくなってしまった』なんてもったいない事態も避けられます」この4点に留意すれば、“タンスの肥やし”も激減するはずです。

シューズクローゼットもスペースに余裕がある(Ph/YoshiokaKeiji)クローゼットの整理に成功したら、次はキッチン、お部屋へとステップアップしたいもの。

阪口さんの著書『片付けは減らすが9割』では、ほかにもモノを効率的に減らすためのさまざまな工夫が満載。

気になる人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

教えてくれたのは:整えアドバイザー・阪口ゆうこさん1981年生まれ。

月間平均250万PV超の片付けブログ『HOMEbyREFRESHERS』管理人、整えアドバイザー。

もとはズボラ体質で「片付けられない人生」を歩んできましたが、トライ&エラーを繰り返した結果、自身の「ものの適正量」と「本当に必要なもの」を把握。

片付けの労力と時間を劇的に減らすことに成功しています。

その秘訣を綴ったブログは、日本ブログ村のランキングでは「総合1位」の常連に。

https://sakaguchiyuko.blog.jp片付けは減らすが9割●片付けられない人が溜めがちな紙袋、保冷剤、レジ袋。

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