医師がアドバイス!ダイエット中のコンビニ・外食の選び方
【医師監修】仕事が忙しいとついついコンビニ食や外食が増えてしまう、、、わかってはいるんだけどなかなか野菜をとれない、、、など普段の食事で改善したいけどできていないことってありますよね。
ここでは、普段の食事「コンビニ食」「外食」でも叶うものをメインに、ちょっと頑張るだけで、体に良い食事になるものをご紹介していきます! 普段の食事、どんなものを食べていますか? コンビニでランチを買う時はおにぎり、サンドウィッチ、カップ麺などどんなものを購入されていますか? 男性によくある組み合わせ例:カップ麺+おにぎり+フライドチキン女性によくある組み合わせ例:パスタ+スイーツ あるある〜と思ったら、ちょっと注意です。
実はどちらも「糖質」の重ね食いをしているんです。
糖質=甘いもの、ではないんですね。
炭水化物が消化吸収されてエネルギーになる糖質と、消化吸収されない食物繊維に分かれます。
ですので、ご飯やパン、麺類にも糖質は含まれています。
最近流行りのロカボや糖質オフってなんで良いと言われているか知っていますか? 「痩せるから!」という理由もありますが、詳しくいうと人間の体は糖をエネルギーに変えて動きます。
食事から摂取した糖質がエネルギー源として使い切られると、次にエネルギー源として使用されるのは「蓄積された脂肪」なんです。
この脂肪をエネルギーとして使われれば、結果として脂肪が減り、痩せる、ということなんですね。
だから、デスクワークであまり運動をしない日に、炭水化物の重ね食いランチをしてては、なかなか脂肪はエネルギー源として使用されません。
そしてストレス発散!とお酒を飲みにいくと、また糖質、、、結果として、燃焼されない脂肪はどんどんと蓄積されていきますね。
さらに仕事が忙しくて早食いになってしまう、なんてこともありませんか?まさに生活習慣病予備軍のはじまりです。
選ぶものをちょっと変えるだけで良いんですそんなことを言っても、手作り弁当は毎日持参できないし、手作りで夕食を作れない時もありますよね。
でも今の食事からは体にいいものにしたい!そんな願いを叶えるのは、実はちょっとだけチョイスの仕方を変えるだけで良いんです! <コンビニ編>先ほど男性のチョイスでよくある例であげた「カップ麺+おにぎり+フライドチキン」を分解してみてみると・カップ麺=炭水化物・おにぎり=炭水化物・フライドチキン=タンパク質+炭水化物(衣) 炭水化物の重ね食いなことがわかりますね。
ではどうすれば良いのか?炭水化物は好きなもの1つにしてみましょう。
例えばカップ麺を食べたいと思った時は、これはどうですか? カップ麺+サラダ+焼き鳥(塩)1本 こうすると炭水化物の重ね食いではなくなりますね。
また、サラダに海藻類が入っていると、お通じにも良いので、さらにオススメです! 女性に多い組み合わせのパスタランチであれば パスタ+サラダ+和菓子 サラダで満腹感を出して、麺の量食後のデザートの量で調節をしましょう(^^) <外食編>外食の時は丼ものを単品で、と頼むのではなくできるだけ「主食」「主菜」「副菜」「汁物」とバランスの良いものを選んでみましょう。
例えば牛丼を食べたい時は牛丼(並or小盛り)+サラダ+味噌汁 ハンバーガーが食べたい時はハンバーガー+サラダ(ポテトは我慢)+烏龍茶(ジュースは我慢) にしてあげるだけでバランスがぐっと良くなりますよ!どれもこれも食べたい!となってしまうとどうしても、バランスが悪くなりやすいので、将来の自分のためにも好きなもの1つだけに絞って他は違ったチョイスをしてみましょう。
だけど、どうしても接待などで自分ではメニューが選べない!という時は、あらかじめその日のランチや翌日1日の食事のバランスを野菜やお魚、お肉などを中心にしていくことでカバーすることができますよ(^^)まとめついつい欲張ってあれもこれも!としてしまいがちですが将来の自分のためにすこーしだけ体に良いチョイスをしてみませんか?そうするだけで体調もきっとよくなるはずです。
【監修医師】青木晃◼プロフィール防衛医大、東大医学部付属病院などで、内分泌・代謝内科、腫瘍内科の臨床研究に従事。
多くの生活習慣病患者、がん患者の診療を通し、従来の日本の保険医療の限界を痛感。
日本の生活習慣病、がん疾患の撲滅のための診療を実践。
「老化が病気を引き起こす」という観点からアンチエイジング(抗加齢)医学のフィールドにおいて早くから活躍。
2007年10月、順天堂大学大学院に開設されたアンチエイジング医学の講座「加齢制御医学講座」の准教授に就任し、抗加齢医学の臨床・研究・教育にも従事。
TV、ラジオの健康情報番組への出演、多数の雑誌内特集記事の監修、書籍の執筆や講演活動などを幅広く行い、生活習慣病予防、抗加齢医学の啓発に従事。
日本抗加齢医学会役員としても、日本全国のアンチエイジングクリニック、アンチエイジング関連施設での指導・アドバイス、講演会等を行っている。
自らもアンチエイジングライフを日々の生活の中で実践し、ホルモン年齢、脳年齢、筋・骨年齢などはすべて30代前半の体内年齢をキープしている。
◼所属学会・日本健康医療学会常任理事・日本エイジマネージメント医療研究機構理事・日本抗加齢医学会評議員・日本内科学会認定内科医・日本抗加齢医学会専門医・日本健康医療学会認定医 ◼主な著書・共著『モナリザエクササイズ』(エクスナレッジ)『40歳からのタイプ別ダイエット診断』(竹書房)『いい睡眠があなたを10歳若くする』(青春出版社)『一生若くいられる「都市型原人」という生き方』(マキノ出版)など、多数。