下痢と便秘を繰り返す人に。「桂枝加芍薬湯」でお腹の不安を解消し快適な日常を

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お腹の調子が不安定だと、それだけで日常生活に支障をきたしてしまいます。

Ph/PhotoAC胃腸が弱く、普段から腹痛、便秘、下痢などの症状を繰り返すという胃腸の悩みは、漢方薬で解決できるかもしれません。

薬剤師の山田桂子さんによると、今回紹介する「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」は、お腹が張って、痛みがあり、何度も便意をもよおすにもかかわらず、すっきり便が出ないという症状に使われる代表的な漢方薬なのだそうです。

そこで、桂枝加芍薬湯にはどんな生薬が配合されていて、どんな体質の人に合うのか、山田さんに詳しく解説してもらいました。

【目次】桂枝加芍薬湯ってどんな漢方薬?漢方薬ってそもそもどんなもの?漢方薬を始めるときの注意点何度も繰り返すお腹の不調を体質から見直しましょう* * *桂枝加芍薬湯ってどんな漢方薬?◆桂枝加芍薬湯はこんな漢方薬桂枝加芍薬湯は、以下のような人におすすめの漢方薬です。

□普段から胃腸が弱い□腹部膨満感や腹痛がある□便秘と下痢を繰り返すこの漢方薬は、頻繁に腹痛をともなう便意をもよおす割には残便感があり、すっきりしない「しぶり腹」という症状に、特に効果を発揮します。

このような症状で悩んでいる人の多くは、どこに行くにもトイレの場所を気にしたり、神経質に食事の心配をしたりしなければならず、いつもストレスを感じているといいます。

便秘と下痢を繰り返す場合、外出先で市販の薬をのむにしても、便秘薬なのか下痢止めなのかの判断が難しく、対策が曖昧になりがちです。

また、腸の蠕動(ぜんどう)運動は自律神経のバランスと深い関わりがあるため、いつもお腹の心配をしなければならないという不安や緊張感は、症状を悪化させる原因になりかねません。

Ph/IllustAC東洋医学では、排便がすっきりしない、お腹が張る、便秘と下痢を繰り返すといった症状は「気」というエネルギーの滞りによる、腸の過緊張が原因であると考えます。

緊張すると手が冷たくなるように、日々の緊張やストレスで腸が冷えると、スムーズな蠕動運動を妨げることにつながります。

桂枝加芍薬湯は、お腹を温め、腸の過剰な動きを調節し、緊張をほぐすことで、症状を緩和します。

◆桂枝加芍薬湯に効果を感じた人の事例30代女性の事例を紹介します。

学生のころから緊張するとお腹を下しやすい体質で悩んでいたそうですが、社会人になると症状は悪化。

平日は仕事の緊張のせいか便秘がちで、休日になると平日に溜まった便を一気に出すように下してしまうそうです。

また、電車で会社へ向かう途中にひどい腹痛と下痢を経験してからは、いつお腹を崩すかわからない不安から、通勤自体がストレスだといいます。

Ph/PhotoACそこで桂枝加芍薬湯をのみ始めたところ、翌日からいい兆候が現れました。

毎朝、腹部を触ると、ひんやりと冷たかったお腹が、じんわり温まるのを感じたそうです。

2か月ほど服用を続けるうちに、張って苦しかったお腹が楽になり、平日もスムーズに排便ができるようになったそうです。

何よりも、電車の中や会議中にお腹を壊すのではないかというストレスが軽減したことが、一番快適だと喜んでいました。

◆桂枝加芍薬湯に含まれる生薬Ph/PhotoAC桂枝加芍薬湯は、お腹を温め、痛みを軽減させる「桂皮(けいひ)」、桂皮の効果を補助する「生姜(しょうきょう)」、腸の緊張をほぐすことで痛みを緩和する「芍薬(しゃくやく)」、芍薬の効果を補佐する「大棗(たいそう)」、「甘草(かんぞう)」という5つの生薬で構成されています。

お腹が冷えることで、腹痛や排便異常を起こしているときに用います。

漢方薬ってそもそもどんなもの?漢方薬は、体質や症状に合わせて複数の生薬を組み合わせた薬です。

自然由来の有効成分を利用するため、体に負担をかけずに、本来はだれもがもっている「自然治癒力」を上手に引き出し、不快な症状が出ないよう根本から改善することができるのです。

医薬品として、さまざまな症状に効果が認められている漢方薬ですが、西洋薬と異なる点は、症状を一時的に和らげる対症療法ではなく、根本的な体質の改善にじっくりと働きかけるという特性です。

そのため、何度も同じ症状を繰り返してしまう人に、とくにおすすめです。

今回ご紹介した桂枝加芍薬湯も、下痢と便秘という一見相反するような症状で悩んでいる人に用います。

同じ病名であっても現れる症状は千差別です。

漢方薬なら自分の体質や症状に合わせて選ぶことができるのも大きな利点といえます。

漢方薬を始めるときの注意点漢方薬は西洋医学の薬に比べて、作用が穏やかでやさしい薬ですが、体質に合わないものを服用すると期待した効果がないだけでなく、思わぬ副作用が起こる場合もあります。

そのため、漢方薬を選ぶときは医師や薬剤師に相談するのが安心です。

漢方薬の購入はドラッグストア、漢方クリニック、漢方薬局などで可能です。

しかし、わざわざクリニックや漢方薬局には行きたくない、もう少し気軽に漢方薬を試してみたいという方もいるでしょう。

その場合、オンラインでの相談という方法もあります。

クリニックや漢方薬局に行くのが面倒な人には、AI(人工知能)と漢方に精通した医療チームが効く漢方薬を見極めて、ご自宅まで届けてくれる「オンライン個別相談・AI漢方」(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/)などの、スマホで相談できるサービスもおすすめです。

何度も繰り返すお腹の不調を体質から見直しましょう桂枝加芍薬湯は、以下のような症状のある人におすすめの漢方薬です。

Ph/PhotoAC・胃腸が弱く、冷えやすい・便秘と下痢を繰り返す・便意の割にはスッキリ排便できないお腹の不調を改善することは、体のエネルギーである「気」や、体に栄養を運ぶ「血」のバランスを整えるうえで最も基本的なことであり、心の不調や全身の冷え症状とも深い関わりがあります。

体質改善の第一歩は胃腸を整えることです。

繰り返すお腹の不調でお悩みのかたは、ぜひ一度、専門家に相談してみてください。

教えてくれたのは:薬剤師・山田桂子
さんやまだ・けいこ。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師、漢方専門薬剤師。

10年で受けた漢方相談の人数は延べ1万5000人を超える、漢方のスペシャリスト。

自身も12年間もの無月経を漢方の知恵を使って改善した経験があり、自らの体験から生理や妊活など女性の悩みや不調のサポートを得意とする。


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